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【前編はこちら】

https://note.com/kaitai_shinsho/n/n66871568244f



「井の中の蛙」を痛感。猛勉強で食らいついた大学生活

<エンタメ解体新書>

大学時代も、やはり英語を意識して進学されたのですか?

<相場詩織さん>

はい、英語が好きだったので!
ただ正直に言うと、進学した大学は第一志望ではありませんでした。いわゆる滑り止めとして受験した大学だったのですが、結果として自分には最高に合っていたと感じています!

<エンタメ解体新書>

どのような点が合っていたのでしょうか?

<相場詩織さん>

進学先は、津田塾大学だったのですが、自らの意志と軸をしっかり持った学生が多かったんです。例えば、「将来は翻訳する仕事に就きたい」とか、「CAになりたい」というような明確な夢に向かって努力をしている子が多かったので。
同時に、そこは「英語ができて当たり前の世界」でした。大学では、「自分が井の中の蛙であること」を思い知らされました。
華やかなキャンパスライフというより、勉強に明け暮れた記憶が強いですね。ゼミも、あえて大学で一番厳しいと評される教授のところでお世話になりました。

<エンタメ解体新書>

お話を伺うほど、一貫して「努力」の姿勢が伺えます。

<相場詩織さん>

中高生時代の英語の暗唱にしても、帰国子女の方々と肩を並べるのは大変でしたが、上手くなりたいという一心でした。
周りの方々にも恵まれ、先生たちにも必死に食らいついて、ALTの先生に録音してもらった音声を何度も聴きこむというのをやっていましたね。

<エンタメ解体新書>

耳からのインプットも、徹底されていたのですね。

<相場詩織さん>

今でも上手い方のアナウンスやナレーションを繰り返し聴き込んでいます。
耳も大事なのですが、全国大会レベルになると所作やジェスチャー、全てが評価の対象になります。
そのおかげで、私は「調子に乗ることがない人生」を過ごすことができている気がします。

<エンタメ解体新書>

常に、自分よりすごい人がいる環境だったのですね。

<相場詩織さん>

はい、おかげで「あんな風になりたい」と高みを目指して努力し続けられます。今も、秋田県人会などで素敵な方々とのご縁に恵まれ、「自分ももっと頑張りたい」と常に思えるんです。


「地獄でした……」予期せぬバズりとアンチの声

<エンタメ解体新書>

海外の動画のお話を拝見したのですが、相場さんは留学も経験されたのですか?

<相場詩織さん>

留学はしていないのですが、一度だけ世界的に「バズった」ことがあります。

<エンタメ解体新書>

世界的にバズった!?

<相場詩織さん>

高校時代、クラスに留学生がいたんです。ある日、大きなカメラを向けられて「詩織、自己紹介!」と急に言われて(笑)
テスト前だったので参考書で顔を隠し、「写真撮らないでよ~」と軽い感じで返したんですね。

<エンタメ解体新書>

何気ない日常のワンシーンですね?

<相場詩織さん>

留学の思い出の写真だと思っていたのですが、実はそれが動画だったんです。そして、勝手にYouTubeにアップされてしまい、それが世界的にバズってしまって(笑)

<エンタメ解体新書>

勝手に世界でバズるなんて驚きです!生活も一変されたのでは?

<相場詩織さん>

それが、当時は親にネットのフィルタリング設定をかけられていたので、自分がバズっていることは全く知りませんでした。
今でも、「そういえばあのころ、学校に写真撮りに来ている人がいたり、声かけられたりしたな~?」くらいの感じです(笑)

<エンタメ解体新書>

まったく自覚はなかった、と?

<相場詩織さん>

本当に、全然知らなくて!
大学進学後に言われて、「えっ!?」と思って初めて調べてみたら、高校名や名前まで晒されていて……恐怖でした。

<エンタメ解体新書>

突然そのバズを知ってしまったら、恐怖ですよね。

<相場詩織さん>

正直なところ、このバズりはいいことだけじゃなかったんですよ。
大学卒業後にアナウンサーになるわけですが、いわゆる“アンチ”の人たちもいて、ここでは話せないようなくらいの、身の危険を感じるような酷い誹謗中傷もあって……

<エンタメ解体新書>

華やかなご活躍の裏に、そんな苦悩が……

<相場詩織さん>

当時は、ネットの声などを全部真正面から受け取ってしまったんですよ。
地獄でした、本当に辛かったです。

<エンタメ解体新書>

言葉の負の側面を、ここでもご経験されていたのですね。

<相場詩織さん>

当時は「自分はいなくなった方がいいのではないか」と追い詰められていました。結局、過労とストレスでドクターストップがかかり休職することになりました。
誰かのせいにできれば楽だったのかもしれませんが、私は全てを自責してしまいました。「自分のアナウンスや振る舞いがもっと上手ければこんな風に言われないのに」と。

<エンタメ解体新書>

お話をお伺いするだけで、胸が締め付けられます……

<相場詩織さん>

その後、復職はするのですが、「このままでは自分が潰れてしまう」と思い、2年半で大好きな静岡を離れる決断をしたんです。
でも、世間からは憶測で語られ、苦しかったです。


「私は、何をしたい?」思い出した原点と故郷・秋田を選ぶまで

<エンタメ解体新書>

言葉の、そしてネットの恐ろしさを痛感するエピソードです。

<相場詩織さん>

一時期は、「二度とカメラの前に立つことはできないだろうな」と思っていました。
でも、休職から復帰した後にスーパーで買い物をしていたら、地元のお母さんが駆け寄ってきてくれたんです。「心配してたのよ、あなたのことが好きだから!」「ずっとテレビで見てたんだけど、復帰してくれて、会えてよかった!」って半泣きで声をかけてくださったんですね。

<エンタメ解体新書>

絶望の中で、人の温かさにも触れたのですね。

<相場詩織さん>

辛い言葉ばかりが届いて見えなくなっていましたが、「私を応援し、待っていてくれる人がいる」と気がつくことができました。

<エンタメ解体新書>

フリーになってからは、すぐに秋田へ?

<相場詩織さん>

実は最初は、東京でのお仕事が決まっていたんです。でも、やっぱり何か自分の中で違和感があって……
「今、自分がやらなきゃいけないことって、何なんだろう?」「そもそも自分は、なんでこのお仕事をやりたいんだろう?」と自問自答をしていました。
「人を喜ばせたい」「人の心を動かしたい」という原点を思い出した時に、「やっぱり、秋田なんじゃないか?」「秋田に戻って、恩返しをしたい!」と。そして、秋田でのフリーキャリアをスタートさせました。

<エンタメ解体新書>

幼いころからの原点が、故郷への恩返し、そして今のご活躍へ繋がったのですね。

<相場詩織さん>

ありがたいことに、レギュラー番組や週5日の生中継、土日のイベント出演など、端から見れば順風満帆なスタートを切ることができました。
でも実際は、「本気で向き合わなければ、次のお声は二度とかからない」という強い危機感を常に抱いていました。


中編はここまで!

言葉の刃に傷つきながらも、地元の温かさに救われた相場さんですが、いよいよ次回の後編では、
・アイドルオタク全開!?推し活がお仕事に生きる瞬間
・生駒里奈さんと取り組む「いこしお秋田」の野望
・秋田と東京の2拠点生活に込める、次世代への熱い想い

など、裏方気質とプロデューサー視点が光る、現在の活動と未来への展望を語り尽くしていただきます!

【前編はこちら】

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